協立エンジ株式会社

KKフォーム(アーチフォーム&横桁)

【コンテンツ】

  • 適用事例
  • 特長
  • アーチフォーム工法の特長
  • 従来工法とのコスト比較
  • 原材料・製法・形状など
  • 性能
  • 適用事例

    コンクリート床版への適用

    中間床版や張出し床版の埋設型枠として使用できます。

    • KKアーチフォーム
    • 中間床版への適用事例
    • 張出床版への適用事例

    横桁への適用

    鉄筋コンクリート壁高欄の埋設型枠として使用できます。

    • 中間横桁
    • 中間横桁の施工
    • 端横桁の施工

    ページの先頭に戻る

    特長

    KKフォームは、押出し成形法により製造された繊維補強セメント板です。強度と耐久性に優れ、軽量で施工が簡易であるため、各種コンクリート構造物の埋設型枠として使用されています。

    付着性能が高い
    裏面突起が逆台形になっておりコンクリートとの付着性が高い(付着強度 3.3N/㎟)。
    施工の省力化
    工場製作のKKフォームを現場で組立てます。脱型作業が不要になるなど現場作業の大幅な省力化が可能となります。
    耐久性能が高い
    塩分や炭酸ガス等の浸透が極めて小さい緻密な材質であるため、構造物としての耐久性が向上しライフサイクルコストの低減を実現します。
    美観に優れる
    表面は平滑であり、色合いはコンクリートになじみますので、完成時の美観に優れています。

    ページの先頭に戻る

    アーチフォーム工法の特長

    アーチフォーム工法は、曲面状に成形したKKフォームをプレビーム桁等のコンクリート床版の底面埋設型枠として使用する工法です。

    アーチフォーム工法は、自立して床版コンクリート荷重を支えることができるため、型枠支保工の組払い作業が不要となり大幅な施工の合理化が図れます。また、完成時においては、床版コンクリートと一体化し床版の一部として機能し、床版の耐久性も向上させます。

    • アーチフォーム工法断面図
    • 嵌合目地部詳細図

    ページの先頭に戻る

    従来工法とのコスト比較

    ページの先頭に戻る

    原材料・製法・形状など

    原材料 セメント、珪石粉末、水、ワラストナイト、メセロース、ポリプロピレン補強繊維
    成形方法 真空押出し成形方法
    養生 蒸気養生およびオートクレーブ養生

    材料物性値

    単位重量 17.5 kN/㎥
    圧縮強度 55.0 N/㎟
    曲げ引張強度 12.5 N/㎟
    弾性係数(圧縮) 16.0 kN/㎟
    弾性係数(引張) 17.5 kN/㎟
    ポアソン比 0.25
    線膨張係数 10.4 μ/℃

    断面形状

    KKフォームは、用途や荷重に応じて4種類の断面から選定します。壁高欄や横桁に使用する場合は、通常25mm板厚(KKF25500)を使用します。鉄筋コンクリート床板の底板埋設型枠(KKアーチフォーム)として使用する場合は、そのアーチ支間等により応力検討を行なった上で、使用する板厚を選定します。







    ページの先頭に戻る

    性能

    付着性能(剥離試験)

    KKフォームとコンクリートの剥離試験を実施し、相互の一体性を定量的に評価しました。試験には建研式接着力試験器を用いて実施しました。実験結果より得られた付着強度は、3.3N/㎟でした。

    試験片No. No.1 No.2 No.3 No.4
    引張力(kN) 31.7 32.0 33.5 35.2
    付着強度(N/㎟) 3.17 3.20 3.35 3.52
    平均値(N/㎟) 3.31
    • 建研式引張試験(10cm角)
    • 剥離試験実施状況と結果

    施工性(省力化及び工程短縮)

    工場製作のKKフォームを現場で組立てるため、現場における型枠加工・組立の省力化が図れ、工程が大幅に短縮されます。また、型枠の脱型作業、及び廃棄物処理が不要となります。RC床板の底板型枠としてKKアーチフォームを使用する場合、橋桁下面の吊り足場の代わりに簡易足場で対応可能です。橋梁架設時における吊り足場の設置・解体がなくなることで省力化ならびに安全性の向上も実現できます。

    • 横桁の施工例
    • アーチフォームの敷設
    • 簡易足場の施工例

    耐久性能(塩分浸透試験)

    KKフォームを使用した試験体と使用しない試験体を作成し、6カ月間の塩分浸透試験を行って塩化物イオンの浸透深さを比較しました。KKフォームの試験体では塩分浸透は表面部分7mmにとどまっており、コンクリート部は健全のままの状態です。対してコンクリート無垢の試験体では表面から23.5mmまでの浸透が確認されました。この試験結果から、KKフォームを使用することにより塩化物イオンは浸透しにくくなるため、塩害地域の使用が有効となります。

    • 6ヶ月塩分浸透深さ(EPMA法)

    ページの先頭に戻る